QANBA TITANのフレキシブルケーブル取り外し

QANBA TITANのフレキシブルケーブル取り外し

【QANBA TITAN】フレキシブルケーブル取り外し手順と注意点

QANBA TITAN(クアンバ タイタン)のフレキシブルケーブル(フラットケーブル)を取り外す際は、通常、プラスチック製ロックを解除してケーブルを引き抜きます。しかし、タッチパッド部分にケーブルが干渉しているため、そのままではスムーズに抜くことができません。

この仕様が設計ミスなのか、意図的に抜けにくい構造にしているのかは不明ですが、アーケードコントローラーを改造する立場から見ると、少々扱いづらい設計と言えます。

フレキシブルケーブルを取り外す正しい手順は、まず基板を固定しているネジを外し、基板自体を少し浮かせた状態にしてから、プラスチックロックを解除し、慎重にケーブルを引き抜きます。

取付時も同様で、基板をネジ止めする前にケーブルを接続する必要があります。先に基板を固定してしまうと、ケーブルを取り付けるスペースが確保できず、作業が困難になるため注意が必要です。

また、フレキシブルケーブルは非常に繊細で、無理な力を加えると簡単に断線してしまいます。作業中は力を入れすぎず、ケーブルへの負担を最小限に抑えながら進めることが重要です。

他の多くの国産アーケードコントローラーでは、基板を外す前にフラットケーブルを取り外せる設計が採用されています。このため、ケーブルの片側がしっかり固定された状態で作業でき、ケーブルに余計な負荷がかかりにくく、断線リスクも低減されています。

一方、QANBA TITANでは基板を浮かせながらの作業が必要となるため、ケーブルに対して複数方向から力が加わりやすくなり、より慎重な作業が求められます。

QANBA TITANのフレキシブルケーブル取り外し・取付作業を行う際は、十分に注意しながら、丁寧に手順を進めることをおすすめします。

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